ブックタイトル潮来町史
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潮来町史
事」で亙女舞神事の前に庭上祭の一つとして行われるのが「献懐伝送の神僚を神前に伝送する厳粛な儀式である。この神事は、社務所入り口に設けれた神僕所から、次つぎと神神僕所は階段状でて二段には祭事用提灯、榊、三1五段に海の幸として鯉、昆布(わかめて鰹節、山の幸として山鳥(鶏肉)、野菜(人参、ごま)、果物、そして米、餅、塩、神酒が三方におかれ準備されている。この場所から神前まで荒薦の上を伝送することになる。伝送するのは五人の祭事員(男性)で、垂れ烏帽子、マス夕、格衣、白足袋、草履の装束に身を包み、「御蔵」のほか前記神鰻を捧げ持って、次々と伝送する祭礼と芸能第4章のである。この間、関係者は提灯を前において座している。庭上祭亙女舞神事のあと献僕伝送の神事拝殿において、寛政年間(七八九i一八OO)斎第VI-78図宮下向の祭儀として伝承される座女舞神事が戸打われる。a v--e、A、サjhAN神事に至るまでにはかなりの準備と行事を必要とするのである。亙女の決定は、まず大生集落の氏子の少女で、七歳から一三歳までの適齢者が選ばれ、十一月一日夜の「亙女付祭」で決まる。神前に亙女付用注連飾り(新竹二本と注連飾り)が準備され、氏子総代、祭事係、祭員(若者)が集合、夜九時頃亙女付の神事となる。祭事係は「おみくじ」を神僕所神に飾り、次いで氏子総代代表は、そのおみくじを神前に捧げ供える。やや聞をおいて祭事係がおみくじを引き、そのくじのみを三宝に乗せると、氏子総代代表が社務所に戻る。祭事係から参集者一同に対し、「御神慮により本年度亙女様は::に決定しましたのでよろしくお願いします」と報告される。満座の一向からお祝の言葉があり、奏楽員楽長から、「例年通り亙女当家に注連飾りをさせていただきます」という挨拶がある。一O時頃、楽長を先頭に、注連飾り、お供の順で当家まで歩いて行き、注連飾りを行う。帰路は当家から離れて車に乗り、社務所に戻り、「亙女当家に注連飾りを行ってきました」と報告をする。やひらで祭事係の発声で八平手の儀があり、清酒を飲む。せいこう「清興」}れをとし、ぅ。祭事係は、「本年度大祭には、例年通り花車寄付を氏子中より奉納して貰い、亙女舞神事いっさいの費用に充当させていただきますので御承認願います」という挨拶があって、亙女付祭の行事は終了することにのなる。のっこみ次は十一月五日の乗込祭である。その次第は次のとおりである。亙女乗込祭式次第午後七時三十分祭事係代表司祭となり、正副祭事係、奏楽員(七人磯子)をはじめ、大生区長、大生副区長、氏子総代、敬神婦人会役員一問、御社前に参列(各自それぞれ提灯に点火)901